社員が思ったように動かない、資金繰りでいつも悩む、そんなご相談は大阪駅前のシーマ・ネットへ!

銀行における融資取引で手形割引というものがあります。

これについて説明します。

商売をしていると、商品やサービスの提供した対価を現金で貰えるとは限りません。

一般的に、わが国では信用取引が基本なので、取引には締め、支払いがあります。

例えば、100万円の商品を4月15日に売っても締めが月末、支払いが翌末であればお金を貰えるのは5月31日になります。

そして、支払い条件に更に3ヶ月サイトの手形、という条件があると5月31日に集金に行っても、額面100万円の約束手形を貰うことになります。

サイトが3ヶ月ですから、手形期日は8月31日です。つまり5月31日から更に3ヶ月経たないと、現金にならないのです。

最初から話しを整理すると、月末締めの翌末3ヶ月サイトの手形支払い、という条件ならば、4月15日に売った商品代金が回収されるのは8月31日だということです。

これだけお金の回収が長期になると、仕入れ資金の手当てが難しくなります。

そこで、この例ならば5月31日に受け入れた手形を銀行が金利を取って買い取る取引つまり手形割引商業手形)が登場するのです。

この取引を俗に「手形を割る」と言います。

具体的には、手形割引の金利が3.0%とすると貸出期間92日(5/31~8/31)分の金利(7,561円)が差し引かれ残り(992,439円)5月31日受け取ることができます

1,000,000-(1,000,000×3.0%×92日÷365日)=992,439円

手形割引のおかげで3ヶ月待たずに資金調達が可能になります、(銀行は7,561円の金利が儲けとなります)

 

ここで注意することが何点かあります

1)銀行はどんな手形でも割ってはくれない

銀行は手形割引も融資の1つと考えているので、手形を振り出した人または会社の信用状況が悪ければ割引をしません。銘柄を調べてから割引をするのです。(振出人のことを銘柄と呼びます。)

2)銀行は割引に応じても、青天井で割ってくれるとは限らない

仮に銀行が手形割引に応じてくれても、ふつうその手形の銘柄に個別の極度額を設けています。200万円が個別極度額であるならば、例のケースでは毎月100万円ずつ2ヶ月割引をすると7月末には枠が一杯になり、8月31日に最初の手形が落込むまで割引ができません。(割引手形が期日に決済されることを落込みといいます)

3)割引した手形の振出人が倒産した場合には、支払い期日までに手形額面金額を銀行に返済しなければいけません(手形の買戻しといいます)