3月決算のある会社の役員会に出席しました。
役員5名、顧問税理士さんと私の7人での役員会でした。
上半期が終わりその業績を振り返り、下半期はどのように行動するかが議題でした。
昨年の同時期と比べて利益がかなり減っていました。
代表者が「こんなことをしていると将来はない。どうするんだ?」
と各役員の覚悟を聞き始めました。
どの役員も立派な意見を述べました。
しかし、代表者は、
「いくら立派なことを並べてもそれが実践されなければ意味がないじゃないか!」
と叱責しました。
そこで、私が代表者の言いたいことを代弁しました。
「皆さんが仰ることは大切な事ばかりです。でも出来なければ、お話になりません。
皆さんの敵は同業他社じゃないですよ!皆さんの敵は、『 時 間 』ですよ!」
やると言ったことが納期に間に合わなければ、売上も利益も何もあがりません。
組織を変えるといくら言ったって、納期までに実行できなければ何も変わりません。
そんな時間をどのように確保して、実践していくか、それが今問題なんですね。
いくら考え方を変えても、行動が変わらなければ、あるいは行動を起こさなければ何も変わりません。
問題を先延ばしする時間は、そんなに残されていない、この事実を知って貰いたかったのです。