それは、「会社の数字に対する意識改革」が社員に浸透することです。
中小企業で前月の業績を細かく掴んでいる人は案外少ないものです。
社長ですら、あまり掴んでいないケースが見られます。
企業業績は数字で始まり数字に終わります。
つまり、会社の状況は数字を把握すること、これが最も大切です。
そして数字の把握力=経営力であると言えます。
その為に大事なことは、会計事務所から上がってくる試算表。
これを経営に使わない手はありません。
しかし、ここに問題が・・・
それは、試算表の出来上がりが遅いことです。
実際にあったお話ですが、3月決算の会社で10月頃に6月末の試算表が出来上がってくる会社がありました。
4月から新年度が始まり10月になると既に6ヶ月が経過しているのに6月までの業績しかわからないのです。
7月~9月がどうなっているのか分からないと、4月~9月の上半期の業績が分かりません。
上半期の業績が分からないと、年間の目標に対して下半期はどんな覚悟で掛かればいいのか、焦点がぼやけてしまいます。
この例は酷い例ですが、前月の試算表は遅くとも当月の15日までには出来ていないと数字を経営に生かせません。
会計事務所も忙しいのでこちらから、試算表は毎月10日までに上げて欲しい、とリクエストをきっちり伝えないと協力はして貰えません。
よくあるのが、「お宅の会社からの資料の提出が遅いから、試算表の作成も遅れるのです」という返答。
この場合は、どの書類が遅いのか、それをきっちり掴み社内で迅速化できないか検討していきます。
大抵のことはここで解決します。
この試算表の数字を経営に生かしていくことが弊社の最も得意なところです。
試算表を見ながら、前月を振り返ると、当月、翌月の行動方針が固まります。
営業マンは当然自分の売上金額は把握しているでしょうが、今や企業経営は売上の管理だけをやっていても継続は難しいところにきています。
つまり、いくら売上を上げても利益がでなければ、意味がありませんし資金繰りが悪化する要因となります。
会社全体で利益が出ていなければ、その原因を探し対策をする必要があります。
対策は早ければ早いほど良いのは言うまでもありません。
このように試算表を早く作成することによって会社の状況をいち早く知ることができます。
こういう風にすると、3ヶ月から1年くらいで数字に対する意識が目に見えて変わってきます。
漠然とお客さんと接していたのが、目的意識を持つようになります。
ただただ、売上を上げよ!というのと比べると、社員の行動がまったく変わってきます。
こういった弊社の「会社の数字に対する意識改革」はあらゆる業種で可能です。
是非、一度ご利用下さい。
次によくあるのは、
①銀行取引が複雑になっている会社、
②どれだけ売上があれば銀行の返済が出来るかわからない会社、
が弊社利用メリットありです。
①については、取引銀行数、借入本数、担保不動産が最適になっているのかわからない、もっと効率的な借入の仕方ができないか、といったご相談です。
背景には資金繰りの苦労が絶えない、ということがあります。
これは、借入の内容、担保不動産の価値を精査し、実際に返済可能な財源と合わせて検討します。
各金融機関の言い分は勿論、お伺い致しますが、会社として全体最適となるような設計を一緒に考えます。
②については、月による変動はあるものの、個人のお金を会社に入れないと回らない月が頻繁にある、といったご相談です。
勿論、利益が出て資金に余剰があれば個人にお金を戻すのですが、こういったことの繰り返しで一向に資金繰りが安定しない、ということがあります。
これは、まず損益分岐売上高がいくらなのか、そして少しの売上で利益を増やすにはどうすれば良いのかについて検討していくことになります。
この辺りの説明は懇切丁寧に行い、経営者・幹部・営業社員が完全に理解できるまで寄り添います。
具体的には、取引先別の粗利率、商品別の粗利率、固定費の精査を経て、安定した資金繰りが実現できるような施策を考えていきます。
どんなことでもまずはご相談ください。
わかる言葉で丁寧にご説明いたしますので心配はありません。