先日あるクライアント先で、金融機関から借りている金額と担保となっている不動産が見合っているかどうか、調査しました。

一般的に銀行は長期設備資金の融資に関しては不動産担保を取ることが多いのです。

なぜなら、長期なので返済が終わるまで時間が掛かる、設備資金は比較的金額が大きいなどの理由で、万一に備えないといけないからです。

ところが、例えばマンション一棟を建設するのに1億円借りたとしましょう。

20年返済であれば、借りてから10年経てば、元金均等返済ならば借金は5000万円に減っています。

なのに銀行の担保は1億円提供したまま、といったケースが見られます。

また、商売をしていて自宅、本社、工場と銀行がどんどん担保に取り、その都度、融資を受けると、どの担保がどの融資に対応するかわからなくなってきます。

その上、保証協会保証付き融資が混在してくると、提供した担保の価値と借金のバランスがわかりにくくなってきます。

銀行員は自分の銀行のルールに則って融資を実行し管理をしますが、債務者側では細かいことがわからないことが実に多いと思います。

今回の調査では、交渉次第で新たな融資を引き出せる可能性が出てきました。

特に銀行に不動産担保を複数提供しているケースでは、過剰担保となっているケースがありますので気になる方は、専門家に見て貰うことをお勧めします。