商売で大切なのは、売った商品の代金をどのように回収するか? ですね。

スーパーやコンビニでは現物とお金を引き換えに取引をする、つまりキャッシュ・オン・デリバリーなので取りはぐれはありません。

ところが、反復継続してボリュームのある取引(主に会社同士:B to B 取引 )をするとなると、ふつう締め日を決めて、翌月にまとめて代金を支払いすることになります。

この時、請求書通り相手に全額現金で支払って(振込み)貰えるならば何ら問題はありません。

ところが、支払いが3ヵ月サイトの手形、となると集金日から更に3ヵ月先まで、現金は入ってきません

これでは、材料や給料や家賃の支払いができません。

そこでその手形を割るということになるのですが、そもそも手形取引は、リスクを伴うことをよく理解して行わないといけません。

何故かと言えば、

①手形は支払期日に額面金額の支払いを約束するものなので、支払期日に手形振出人がその手形を決済できる能力を持っていないと現金化されない

②手形は支払期日に現金になると考えていても、支払期日までに振出人が倒産・破産等の手続きに入ると支払期日に現金化されない


といったリスクがあります。


つまり、仮に手形割引ができたとしても、その手形の割引後、支払期日までの間に振出人に事故があれば買戻しを求められることになります。

このことは、その手形を回し手形にして支払いに使った場合も同じです。

手形取引が偶発債務を抱えるというのはこのことを言います。

 


商売は商品を売っておしまいではありません。

無事に代金を回収して完結するのです。


新規先で大きな売上が立ちそうな場合でも決して手放しで喜んではいけません。


まだ、儲かった訳ではありません。


そもそも売上の回収条件は取引の始まる前に決めておくべきで、その条件が合わなければ取引を再考すべきです。


商売の入り口で楽をすると、後々、思わぬトラブルに巻き込まれることがあるので十分注意してかからないといけません。